日本地質学発祥の地 ジオパーク秩父 〜地質と伝統と大地の恵み〜

ジオパーク秩父とは
 

秩父ってどんなところ

武甲山

1.地理的な背景

都心から60〜80km圏に位置し、関東山地の一画を占めます。秩父盆地を中心とした南西に2,000m級の奥秩父山地、北に上武山地、東に外秩父山地をひかえた都市近郊山村地域です。

2.産業の歴史

江戸時代以降、秩父銘仙に代表される絹織物などの繊維工業が発展していました。大正以降、武甲山の石灰石を原料とするセメント関連産業の隆盛など鉱工業が発展してきました。昭和には秩父鉱山が釜石鉱山に次ぐ国内第2の鉄鉱石を産出していました。

森林

3.土地利用状況

森林率・・・約84.4%
耕地面積・・・2,315ha(総面積の2.6%)

ミューズ展望

4.自然の景観・気候・植生

■景観

秩父市街地に近いミューズパークの展望台からは秩父盆地の東部とその周辺山地が見渡せます。秩父層群で構成される武甲山を中心とする険しい山々と、変成岩で構成されるなだらかな外秩父の山々との山容の違いや、数段に分けられる秩父の段丘地形などが一望できます。

■気候・植生

四季の変化が明瞭です。高度により暖温帯から亜寒帯までの多様な植生が存在し、四季の景観も豊かです。

<春の植物>
  • 秩父紅
    フクジュソウの園芸品種「秩父紅」
  • ザゼンソウ
    ザゼンソウ
    (荒川地区、横瀬地区)
  • カタクリ
    カタクリの群生
    (秩父全域)

秩父のエリアごとの植物に関しては「ちちぶネイチャーアカデミー」-植物観察-をご覧下さい。

5.歴史・文化資源等

多様な歴史的・文化的資源として、旧石器〜戦国時代の遺跡、古墳群、和銅に関する遺跡、秩父往還、秩父事件、秩父札所巡礼及び秩父夜祭りなど、有名で貴重な歴史・文化遺産が多数あります。

  • 和銅遺跡
    和銅遺跡(秩父市黒谷)
  • 秩父夜祭り
    秩父夜祭り(秩父市 12月2日・3日)
  • 秩父札所巡り
    秩父札所巡り

6.ジオパーク秩父とは

ジオパークとは、地域固有の地質や地理、生態系、歴史・文化などありのままの地域資源を素材として整備された「地球と人間のかかわり」を主題とする市民公園です。秩父地域では、NPO秩父まるごと博物館、NPO秩父の環境を考える会など、ジオパークに関する住民の活動が盛んであり、来訪者に「ちちぶ」を紹介する「ちちぶ学検定」や観光ガイドの取組みも進んでいます。

7.『ジオパーク秩父』の範囲

地域の面積:89,250ha

  • 秩父多摩甲斐国立公園 (34,411ha)
  • 県立両神自然公園 (5,280ha)
  • 県立西秩父自然公園 (9,430.5ha)
  • 県立武甲自然公園 (15,462ha)
  • 県立上武自然公園 (899.4ha)
  • 県立長瀞玉淀自然公園(14,753.6ha)