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藤六の海底地すべり跡
藤六の海底地すべり跡

大達原おおだはらの石灰岩岩壁がんぺき手堀てぼりトンネルジオサイト 12

<ruby>大達原<rp>(</rp><rt>おおだはら</rt><rp>)</rp></ruby>の石灰岩<ruby>岩壁<rp>(</rp><rt>がんぺき</rt><rp>)</rp></ruby>と<ruby>手堀<rp>(</rp><rt>てぼり</rt><rp>)</rp></ruby>トンネル

基本はコレ!

秩父市の大滝地区の入口にあたる当地は、秩父帯の硬い地層に点在する石灰岩体が険しい地形をつくり、人々の往来をさまたげている。ここには、明治中期に石灰岩体を掘った手掘りトンネルがある。
長さ約40m、高さ4.8mもある大規模なトンネルで、大正10年に国道(現在の140号)ができるまでは三峯神社への参詣道として重要な役割を果たした。

三峰口を境に秩父帯に入ると、地形は深い谷と山に変わり、道は谷沿いの狭いところを進みます。古くからの街道「秩父往還」は、秩父帯の中にレンズ状に(他の地層と連続性がなく、点々と)分布している石灰岩体が露出する険しい地形に阻まれ、秩父市大滝の強石(こわいし)地区から荒川沿いを離れて山手に入り、尾根筋へと迂回します。強石の地名も、当地には硬い岩石があることからつけられたものと想像できます。

大達原の集落のはずれに、石灰岩をくりぬいたトンネルがあります。明治時代中期以後に、大滝の浜平(はまだいら)という集落の山中幸四郎が監督となり、人力で掘ったものです。「何寸掘れば何銭」というように日当を払ったらしく、どこから入ったか分からない荒くれ人夫を使うのに苦労したと伝えられています。幅3.45m、高さ4.80m、長さ40.50mもあり、現地に行ってみるとその大きさにまず驚きます。トンネルの東側に出ると、巨大な石灰岩の岩壁が現れ、迫力満点です。

今は人も通らずひっそりとしていますが、大正の初めのころは三峯神社への参拝客で賑わったそうです。大正5年に秩父を巡検した宮沢賢治も、このトンネルを通って三峯神社へ向かったものと思われます。大正10年、荒川沿いに国道(現在の140号)が開通するまでは参詣道として重要な役割を果たしました。ちなみに国道も巨大な石灰岩体をくりぬいてトンネルを通しています。

アクセス
バス・・・秩父鉄道「三峰口駅」から西武観光バス「中津川ゆき」の「大達原」下車徒歩約15分
ナビ入力住所・・・秩父市大滝5218(大達原バス停、ふれあい交流トイレ付近)

※現地まで車で行くことはできません。場所の目安として下さい。

駐車場
なし(ふれあい交流トイレ駐車場をご利用下さい。)
近くのサイト・拠点施設
13:神庭かにわ洞窟(神庭鍾乳洞を含む)三峰口の白川橋大滝歴史民俗資料館(道の駅大滝温泉)
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地図

G12_大達原の石灰岩岩壁

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