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ジオパーク秩父
大地の守人を育む ジオ学習の聖地
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ジオサイト
ジオサイト の一覧
ジオサイト 1
出牛
(
じゅうし
)
-
黒谷
(
くろや
)
断層・和銅遺跡
三波川変成帯と秩父盆地内の地層の間に走る大きな断層である「出牛-黒谷断層」を和銅遺跡で観察することができる。
秩父で見つかった銅が朝廷に献上され、日本最初の流通貨幣「和同開珎(わどうかいちん)」が作られた。当地にある聖(ひじり)神社は、「銭神様」として人気のパワースポット。
ジオサイト 2
札所4番
金昌寺
(
きんしょうじ
)
の
礫岩層
(
れきがんそう
)
と
石仏群
(
せきぶつぐん
)
奥の院では、三波川変成帯の蛇紋岩(じゃもんがん)と秩父盆地の礫岩(れきがん)層との「不整合」が見られる。2つの地層の間には約7000万年~5000万年もの時間の隔たりがある。
およそ1300体以上にも及ぶ石仏群は、秩父盆地の西隅でとれた「岩殿沢石」で作られており、多くの人の手で運ばれたもので「功徳石(くどくいし)」と呼ばれた。
ジオサイト 3
札所19番
龍石
(
りゅうせき
)
寺の
角礫質砂岩
(
かくれきしつさがん
)
観音堂が建つ盤石は、約1600万年前に上昇した外秩父山地(東に3km離れている)から流れ込んできた角礫質砂岩。境内の岩には、ここがかつて荒川の川床だったころに作られた「ポットホール」がある。
昔むかし、たいへんな旱魃(かんばつ)があった年、弘法大師(空海)の祈りによって岩が割れて竜が表れ、大雨を降らせて村を飢饉から救ったとの伝説がある。
ジオサイト 4
宮地
(
みやじ
)
の
低位段丘
(
ていいだんきゅう
)
と
妙見
(
みょうけん
)
七つ井戸
市街地が広がる低位段丘は、約7万年前以降に川原だったといわれる比較的新しい段丘。かつては段丘から流れ出している湧泉が 多く存在した。
妙見様が鎌倉時代(1320年頃)の前に祀られていた場所から今の秩父神社の場所へ渡った通筋とされる湧泉が「妙見七つ井戸」であるとの言い伝えがある。
ジオサイト 5
羊山公園(中位段丘)
羊山公園は、荒川がつくった中位段丘上にあり、「見晴しの丘」からは秩父市街地が一望できる。
戦前、県の緬羊種畜場があり、綿羊を飼育してことから、一帯を「羊山」と呼ぶようになった。近年、「芝桜の丘」で有名になった市民の憩いの場。
ジオサイト 6
秩父ミューズパーク展望台(高位段丘)
秩父ミューズパークがある尾田蒔丘陵(長尾根)は、荒川がつくった河成段丘のうち一番古く、約50万年前に形成された高位段丘。尾田蒔丘陵も羊山丘陵も頂部が平坦になっているが、これはかつて荒川の河床だったから。
最近、展望台は秩父雲海の撮影ポイントの1つとして人気スポットに。
ジオサイト 7
札所28番橋立堂の石灰岩体と橋立鍾乳洞
武甲山の西の端にある石灰岩の岩壁。約2億年前に南洋の火山帯で成長したサンゴ礁が、太平洋プレートの動きによって大陸プレート側にくっついたもので、その後プレートの移動と隆起、浸食を繰り返して現在の形になった。
岩壁の下部は市指定史跡「岩かげ遺跡」で、縄文時代のはじめから古代人の生活の場であった。この岩壁を背にして、札所28番石龍山橋立堂がある。
橋立鍾乳洞は県内唯一の観光洞で縦型は珍しい。宮沢賢治も立ち寄っている。
ジオサイト 8
新田橋
(
あらたばし
)
の
礫岩露頭
(
れきがんろとう
)
約1700万年前から約1500万年前まで現在の秩父盆地内に存在した古秩父湾の消滅を告げる場所。国の天然記念物に指定されている。
外秩父山地が隆起し、秩父盆地の部分が沈降した際に、海を取巻く崖が崩れて盆地の東縁に堆積しました。この露頭は崖が削られてすぐ堆積したため巨大な岩体で残っており、角があってゴツゴツしています。
ジオサイト 9
若御子
(
わかみこ
)
断層洞
(
だんそうどう
)
秩父山地と秩父盆地の境にできた断層「日野断層」の一つ。断層がずれて岩石が砕けたところが水によって洗い流されてできた洞窟。これを「断層洞」という。
断層がずれた際に擦り合わされて磨かれた「鏡肌(かがみはだ)」という箇所があり、線状のすり傷もある。断層面が直接観察できる場所はめずらしい。
ジオサイト 10
安谷川マンガン採掘抗
かつて秩父山地一帯では、秩父帯のチャート中に含まれるマンガンが採掘されていた。
一番規模が大きいマンガン鉱山は皆野町日野沢にあったが、安谷川の採掘坑(試掘坑)は比較的安全に見学することができる。
ジオサイト 11
明ヶ指
(
みょうがさす
)
のたまご水と大カツラ
硫黄の臭いがする「たまご水」は、秩父盆地の周りの断層に沿った箇所で複数ある硫黄泉の一つ。昔の人は養生のために飲んだりお風呂に入れたという。
安谷川(あんやがわ)の渓流にある明ヶ指の大カツラは、県内トップクラスのカツラの巨木で、幹回り11m、樹高30m、樹齢は約450年といわれる。
ジオサイト 12
大達原
(
おおだはら
)
の石灰岩
岩壁
(
がんぺき
)
と
手堀
(
てぼり
)
トンネル
秩父市の大滝地区の入口にあたる当地は、秩父帯の硬い地層に点在する石灰岩体が険しい地形をつくり、人々の往来をさまたげている。ここには、明治中期に石灰岩体を掘った手掘りトンネルがある。
長さ約40m、高さ4.8mもある大規模なトンネルで、大正10年に国道(現在の140号)ができるまでは三峯神社への参詣道として重要な役割を果たした。
ジオサイト 13
神庭
(
かにわ
)
洞窟(神庭鍾乳洞を含む)
石灰岩の岩壁にある洞窟で、洞窟部分は約5万年前に荒川の流れで浸食されてできたもの。
縄文時代から人々が移り住み、ときには住まいとして、ときには狩猟キャンプ地として使われてきたとみられ、多くの土器や動物の骨などが発掘されている。埼玉県指定史跡。
ジオサイト 14
秩父トーナル岩と鉱山跡
秩父トーナル岩とは火成岩の一種で、地下深いところで結晶し、生成されたもの。また、地下深くから上昇してきたマグマが秩父帯の石灰岩体と接触し、秩父鉱山の鉱床(スカルン鉱床)となった。
中世までさかのぼる採掘の歴史があり、江戸時代の発明家、平賀源内も一攫千金を夢見た一人。明治、大正を経て、昭和に入って近代的な鉱業が営まれるようになってからは、昭和30年代に最盛期を迎え、約2千数百人もの人々が暮らす鉱山町が形成され、栄華を誇った。
ジオサイト 15
高砂橋
(
たかさごばし
)
下流の
雁行脈
(
がんこうみゃく
)
変成岩の中にある帯状に連なる白い模様は、雁が連なって飛んでいく光景を連想させる模様から、「雁行脈」と呼ばれる。
雁行脈は、地下深くから岩石が上昇してくる過程で生じた亀裂で、その隙間は白い石英や方解石が埋めています。
ジオサイト 16
蓬莱島
(
ほうらいじま
)
蓬莱島は荒川の浸食によってできた島。現在は、蓬莱島公園として遊歩道が整備されている。
長瀞一帯は岩盤に碁盤の目状の割れ目が走っており、荒川がその割れ目に沿って流れるため、蓬莱島は四角く削り残されてできた。島の手前では、岩石が地下深くでぐにゃりと曲げられてできたS字しゅう曲が見られる。
ジオサイト 17
岩畳
(
いわだたみ
)
と秩父
赤壁
(
せきへき
)
長瀞一帯は、海底に堆積した火山噴出物と泥や砂が、白亜紀(約8000万年前頃)にプレートと共に地下20~30km以上深くに取り込まれ、膨大な圧力が加わってできた結晶片岩でできています。結晶片岩はうすくパイ生地のように剥がれやすい岩石です。
岩畳は結晶片岩が荒川の流れによって浸食されてできた河成段丘です。断層の動きで岩石が砕かれ、本来あるはずの川原の礫(れき)に覆われておらず、岩盤がむき出しになっている。浸食されずに残った対岸の岩壁が「秩父赤壁」と呼ばれている。
ジオサイト 18
虎岩
(
とらいわ
)
虎岩にある茶色の部分は「スティルプノメレン」という鉱物で、白い部分は割れ目を埋めた「方解石」という鉱物。地下深部で高い圧力を受けて折り重なって畳まれ、このような形状になった。その模様が虎の毛皮に似ていることから「虎岩」の名がついたと言われている。
宮沢賢治が地質巡検の際に虎岩をみて詠んだといわれている歌碑がある。
ジオサイト 19
紅簾石片岩
(
こうれんせきへんがん
)
とポットホール
産出の稀な紅簾石片岩の見事な露頭。紅簾石はマンガンを含むチャートなどからできた暗紫色、深紅色の美しい鉱物。この岩から下流側が国指定名勝・天然記念物の「長瀞」となる。
岩の上には大きなポットホールもある。かつてここが荒川の川底であったころ、岩のくぼみに取り込まれて激しい流れによって回転し削ってできたもの。
ジオサイト 20
栗谷瀬
(
くりやぜ
)
橋の
蛇紋岩
(
じゃもんがん
)
蛇紋岩は濃い緑色で光沢があり、岩肌が蛇の皮に見えることからその名がついた。白い脈の入ったものは「蛇灰岩(じゃかいがん)」という。磨くと美しい石材となり「緑色の大理石」とも言われる。秩父産の蛇紋岩は国会議事堂にも使われている。
風化しやすく地すべりの原因ともなり、現在も高速道路や鉄道などは蛇紋岩地帯を避けて建設される。
ジオサイト 21
前原
(
まえはら
)
の
不整合
(
ふせいごう
)
約1700万年前から約1500万年前まで現在の秩父盆地内に存在した古秩父湾の「一億五千年の時をまたぐ場所」。地層と地層の間に膨大な時間の隔たりがある「不整合」を間近に観察できる。国の天然記念物に指定。
露頭の突端部にはカキの化石が見られ、このあたりに古秩父湾の浅い海が広がっていた証拠となっている。
ジオサイト 22
札所34番
水潜寺
(
すいせんじ
)
の石灰岩体
秩父三十四ヶ所観音霊場、日本百観音の「結願寺」で、札所巡礼の最後に参拝するお寺として有名。境内にある石灰岩体は「水潜りの岩屋」と呼ばれ、かつて巡礼を終えた人々はここで身を清め、俗界に戻ったと伝えられている。
この付近では、海洋プレートが海溝に潜り込む際にバラバラになった石灰岩やチャートなどの岩塊が泥岩に混じってできた「メランジュ」が観察できる。
ジオサイト 23
秩父華厳の滝のメランジュ
「チャート」という秩父帯の硬い赤色の岩石に流れる落差約12mの美しい滝。
当地のチャートは、プレートが海溝にもぐりこむ時にばらばらになって泥と混ざってできた「メランジュ」と呼ばれる混在岩の一部にあるもの。
ジオサイト 24
子
(
ね
)
の神の滝
高さ、幅ともに約13mある美しい滝。滝がある岩壁は、1500万年前の古秩父湾の海底に堆積した砂(さ)質(しつ)泥岩(でいがん)が露出したもの。(秩父市指定名勝)
ジオサイト 25
白砂
(
しらすな
)
公園の
白沙
(
しらす
)
砂岩層
(
さがんそう
)
古秩父湾の形成初期に堆積してできた白くて目の粗い砂岩「白沙(しらす)砂岩」の岩盤上に整備された公園。岩山の頂上からの眺めは抜群。
毎年3月下旬~4月中旬には、園内に植栽された約5,000株のカタクリの花を遊歩道(木道)を散策しながら楽しむことができる。
ジオサイト 26
取方
(
とりかた
)
の
大露頭
(
だいろとう
)
約1700万年前から約1500万年前までに存在した古秩父湾の「深海の記憶を紡ぐ場所」。ダイナミックな地層が幅約800mに渡って露出し、ここがかつて深海であった証拠を今に伝える。国の天然記念物に指定。
海底で起こった地すべりによって形成した曲がった地層(褶曲(しゅうきょく))や、地層の間に時代の隔たりがある不整合、くっきりした縞模様の「タービタイト」という砂と泥が海底で長い時間をかけて形成した地層などを観察できる。
ジオサイト 27
藤六
(
とうろく
)
の海底地すべり跡
この地が海だった時代、山地の隆起によって海底に斜面ができ、まだ固まっていなかった海底の堆積物が地震などによって滑り落ち、グニャリと曲がった地層(スランプ褶曲(しゅうきょく))が観察できる場所。(秩父市天然記念物)
ジオサイト 28
ようばけ
約1700万年前から約1500万年前まで存在した古秩父湾の地層のうち、浅い海であった時代の生物の化石が多く産出し、当時海の生物の楽園の象徴であったことを物語る場所。国の天然記念物に指定され、日本地質百選にも選ばれる秩父を代表する大露頭である。。
ようばけ近くの「おがの化石館」隣には、大正5年に地質巡検で秩父を訪れた宮沢賢治と、その親友である保阪嘉内の友情の歌碑がある。
ジオサイト 29
札所32番法性寺のお船岩とタフォニ
観音堂の裏手は、ハチの巣上にたくさんの穴が開いた奇妙な岩窟になっている。ここは、岩石の中の塩類が表面にしみ出し、結晶化して岩石の表面を崩して形成した「タフォニ」という風化現象によるもの。
船のへさきのように突き出した断崖絶壁の巨大な砂岩「お船岩」があり、その先には「お船観音」が安置されている。ここは秩父盆地を見渡せる絶景ポイントになっている。
ジオサイト 30
札所31番観音院と
岩殿
(
いわどの
)
沢石
(
さわいし
)
観音堂の周りにある巨大な岩壁は、約1700万年前、秩父盆地が陥没し、海が入り始めた時代に海底に積もった砂岩。岩壁を流れ落ちる高さ30mの「清浄の滝」の傍らの岩壁には磨崖仏(まがいぶつ)がびっしり刻まれている。(県指定史跡)
山門には日本一の大きさを誇る一枚岩の石造仁王像がある。この像をはじめ、石仏や石垣などは当地の凝灰質砂岩、通称「岩殿沢石」でつくられており、古くから秩父地方の各地で使われていた石材である。
ジオサイト 31
犬木の不整合
約1700万年前から約1500万年前まで現在の秩父盆地内に存在した古秩父湾の「二つの海が出会う場所」。恐竜時代の約1億年前の海と、哺乳類時代の古秩父湾の海底でできた地層が、約1億年の時間を隔てて接している「不整合」を観察できる。国の天然記念物に指定。
ジオサイト 32
皆本沢
(
みなもとざわ
)
の礫岩
皆本沢がある谷は、恐竜の時代である約1.3億年~1億年に堆積した山中白亜系(山中層群)の地層が広がる地域。宮沢賢治も、大正5年の秩父地質巡検の際にこの地を訪れている。
ジオサイト 33
二子山の石灰岩岩壁
切り立った二つの山頂を持つ秩父帯の石灰岩の岩山。武甲山と同様に遠い南洋で生まれ、プレートに乗って移動し、大陸に押し付けられた。フズリナ(紡錘虫)やウミユリなどの化石が見つかっている。
首都圏からのアクセスの良い本格的なロッククライミングの名所としても有名であり、シーズンには登山客が訪れている。
ジオサイト 34
丸神の滝
秩父盆地西側にそびえるノコギリのような山で、巨大なチャートの岩体からできている「両神山」に流れる沢から流れ落ちる見事な滝。埼玉県では唯一、「日本の滝百選」に選ばれている。
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